2009年1月8日木曜日

「iPhone SDKプログラミング大全」レビュー

昨日、「iPhone SDKプログラミング大全が届きました。まだ、じっくり読み込んではいませんが、ざっと目を通した感じでのレビューをば。



まず、最初手にとって感じたのが、「思ったより薄い」ということですね。あの名著「たのしいCocoaプログラミング」の半分くらいの厚さしかありません。

ページ数的には、320ページと「たのココ」の9割程度のページ数なので、1ページの厚さ自体が「たのココ」より薄いみたいですね(ていうか、「たのココ」の方が厚手すぎる、といった方が正しいかも)。

あと、上の画像の通り、「Windowsユーザーでも大丈夫!!」という帯付きです(^^;)。なるほど、その辺りがメインターゲットなわけね。

内容的には、「たのココ」と違い、そして著者自身が「プログラミング初心者向けという訳ではない」と述べている通り、確かに、初心者向けではありません。
--- 「iPhone SDKプログラミング大全」の目次 ---
第1章 iPhone SDK で開発を始める前に
第2章 Objective-C 基礎講座
第3章 プログラミングガイドシステム編
第4章 プログラミングガイドユーザインタフェース編
第5章 プログラミングガイドネットワーク編
第6章 プログラミングガイドメディア編
「まえがき」の部分に書かれていますが、この本は、他のプラットフォーム(組み込み系やデスクトップ系、あるいはゲーム系)での開発経験者が、「iPhoneアプリケーションの開発には何が必要なのか、どこから始めるべきなのか、何ができるのか」を概観するために読むべき本、といっていいかと思います。

初心者がいきなりこの本を手に取ったら、呆然と立ち尽くすこと請け合いでしょう(いや、これは大げさだけど ^^;)。なにしろ、全体の7割がフレームワークの解説に費やされていますから、初心者が読むべきところはほとんどありません。

また、この本は「大全」と名付けられてはいますが、レファレンス的なものでもありません。フレームワークの解説についても、多岐に渡っているものの、概略のみで、詳細な説明までは載っていません。

何ができるかは分かっても、具体的にどうコーディングすればいいのか、まではこの本だけでは分かりません。

必要に応じ、知りたい部分のみをレファレンス的に参照する、という使い方ではなく、一通り全てに目を通し、iPhone SDKで何ができるのか、Cocoa Touchフレームワークの全容を把握しておく、という使い方をすべき本でしょう。

前述の通り、他のプラットフォームでの開発経験者、あるいは、「たのしいCocoaプログラミング」等の入門書を卒業し、本格的にiPhoneアプリの開発を目指す者が最初に、あるいは、iPhone SDKの「Getting Started」「iPhone OS プログラミングガイド」と合わせて読むのに最適の(というか必読の)1冊と言えるでしょう。


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